[水戸正晴の競馬予想ブログ]サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「差し馬よりも先行勢が活躍」 ツイート 2013/08/08 8月11日は新潟で「関屋記念」が行われる。比較的堅めな傾向のレースだが、万券王・水戸は「今年は荒れる」と読んで3歳牝馬に◎を打った。一方、18日に函館で行われる「札幌記念」は、皐月賞馬ロゴタイプの始動戦。 02年に馬単が導入されて以降、その馬単で万馬券になったのは2回のみ。この関屋記念は、比較的人気サイドで決まるレースと見てよさそうだ。 今回の顔ぶれなら中京記念を勝って意気上がるフラガラッハ、これと接戦を演じたミッキードリーム、新潟が得意でGI級の力量あるジャスタウェイ、そしてドナウブルーら有力どころは、穴党とはいえ、軽く見てはいけないということだ。 が、フラガラッハは他馬より斤量を背負っての競馬。前走が一息入ったあとのレースだったことを思うと“2走目のポカ”の不安もなくはない。ジャスタウェイ、ドナウブルーも相性のよい新潟、得意なマイル戦と走れる条件がそろっていてもムラッ気は相変わらずで、全幅の信頼は置きにくい。そして今回はフルゲート(18頭)必至。メンバーを見渡しても、各馬に大きな力の開きはなさそう。 であれば、ちょっとした(スタート)ミスや不利、そして展開のアヤで有力どころが脚を余して敗れるといったシーンがあっても不思議はないわけだ。 というわけで人気薄、伏兵の食い込む余地は十分。久々に万馬券(馬単)が出る可能性もあるのではないか。そこでイチオシしたいのは、ナンシーシャインだ。ただ1頭の3歳牝馬。少し家賃が高いのでは、と見られてもやむをえないところ。しかし陣営にとっては狙っていたレース。その意欲をまず買いたい。 前々走の桜花賞は見せ場を作っての8着。しかし勝ったアユサンとはコンマ8秒差。よって牡馬相手の前走・ラジオNIKKEI賞でも伏兵視されていた。先行力を生かして逃げの手に出て、直線半ばまではあわや‥‥と思わせたが、最後は捕まってしまった。しかし、勝ったケイアイチョウサンとの差はコンマ4秒。評価していい内容だった。 厩舎関係者は振り返る。 「桜花賞のあと、一息入れたこともあり、ちょっとばかり体に緩さがあった。しまいまで息がもたなかったのは、そのせいだろう。でも力があればこそ。よく頑張ってくれた」 ならば使われての状態面での上積みを見込んでいいはずだ。事実、この中間の稽古の動きが軽快かつリズミカルになっている。 桜花賞トライアル・フィリーズレビューで2着するなど高い能力の持ち主。よって前走でも牡馬に伍して54キロのハンデを課せられたのだが、今回は、前走から3キロ減の斤量51キロで出走。陣営としてもそのへんを計算のうえ、ここに照準を定めていたわけだ。 直線の長い新潟。差し、追い込み勢に有利と思われがちだが、意外や先行勢が活躍しているのが、このコースの特徴でもある。 恐らくレッドスパーダが主導権を奪い、ナンシーシャインはその後ろ、2、3番手での競馬。レッドスパーダは有力馬の1頭だけにはやばやと戦意喪失ということはない。つまり、ナンシーシャインにとってはレースがしやすいことになり、大いに狙えるのではないか。 ポリートウショウ(GIIIクイーンC)、トウショウフェノマ(GIII新潟3歳S)、ヌエボトウショウ(GIII朝日チャレンジCなど重賞5勝)ほか一族に活躍馬がズラリといる良血。期待していい。 連下は手広く流したいが、シルクアーネスト、スピリタスなどは厚めに買いたい。ともに状態のよさが目立っており、マイル戦も得意だ。 タグ: シルクアーネスト,スピリタス,ナンシーシャイン,水戸正晴,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 8/15・22合併号,関屋記念 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [栃木県] [高知県] [愛媛県] [静岡県] [佐賀県] [宮城県] [静岡県] [大分県] [愛知県] [愛媛県]
8月11日は新潟で「関屋記念」が行われる。比較的堅めな傾向のレースだが、万券王・水戸は「今年は荒れる」と読んで3歳牝馬に◎を打った。一方、18日に函館で行われる「札幌記念」は、皐月賞馬ロゴタイプの始動戦。
02年に馬単が導入されて以降、その馬単で万馬券になったのは2回のみ。この関屋記念は、比較的人気サイドで決まるレースと見てよさそうだ。
今回の顔ぶれなら中京記念を勝って意気上がるフラガラッハ、これと接戦を演じたミッキードリーム、新潟が得意でGI級の力量あるジャスタウェイ、そしてドナウブルーら有力どころは、穴党とはいえ、軽く見てはいけないということだ。
が、フラガラッハは他馬より斤量を背負っての競馬。前走が一息入ったあとのレースだったことを思うと“2走目のポカ”の不安もなくはない。ジャスタウェイ、ドナウブルーも相性のよい新潟、得意なマイル戦と走れる条件がそろっていてもムラッ気は相変わらずで、全幅の信頼は置きにくい。そして今回はフルゲート(18頭)必至。メンバーを見渡しても、各馬に大きな力の開きはなさそう。
であれば、ちょっとした(スタート)ミスや不利、そして展開のアヤで有力どころが脚を余して敗れるといったシーンがあっても不思議はないわけだ。
というわけで人気薄、伏兵の食い込む余地は十分。久々に万馬券(馬単)が出る可能性もあるのではないか。そこでイチオシしたいのは、ナンシーシャインだ。ただ1頭の3歳牝馬。少し家賃が高いのでは、と見られてもやむをえないところ。しかし陣営にとっては狙っていたレース。その意欲をまず買いたい。
前々走の桜花賞は見せ場を作っての8着。しかし勝ったアユサンとはコンマ8秒差。よって牡馬相手の前走・ラジオNIKKEI賞でも伏兵視されていた。先行力を生かして逃げの手に出て、直線半ばまではあわや‥‥と思わせたが、最後は捕まってしまった。しかし、勝ったケイアイチョウサンとの差はコンマ4秒。評価していい内容だった。
厩舎関係者は振り返る。
「桜花賞のあと、一息入れたこともあり、ちょっとばかり体に緩さがあった。しまいまで息がもたなかったのは、そのせいだろう。でも力があればこそ。よく頑張ってくれた」
ならば使われての状態面での上積みを見込んでいいはずだ。事実、この中間の稽古の動きが軽快かつリズミカルになっている。
桜花賞トライアル・フィリーズレビューで2着するなど高い能力の持ち主。よって前走でも牡馬に伍して54キロのハンデを課せられたのだが、今回は、前走から3キロ減の斤量51キロで出走。陣営としてもそのへんを計算のうえ、ここに照準を定めていたわけだ。
直線の長い新潟。差し、追い込み勢に有利と思われがちだが、意外や先行勢が活躍しているのが、このコースの特徴でもある。
恐らくレッドスパーダが主導権を奪い、ナンシーシャインはその後ろ、2、3番手での競馬。レッドスパーダは有力馬の1頭だけにはやばやと戦意喪失ということはない。つまり、ナンシーシャインにとってはレースがしやすいことになり、大いに狙えるのではないか。
ポリートウショウ(GIIIクイーンC)、トウショウフェノマ(GIII新潟3歳S)、ヌエボトウショウ(GIII朝日チャレンジCなど重賞5勝)ほか一族に活躍馬がズラリといる良血。期待していい。
連下は手広く流したいが、シルクアーネスト、スピリタスなどは厚めに買いたい。ともに状態のよさが目立っており、マイル戦も得意だ。