[水戸正晴の競馬予想ブログ]サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ショウナンマイティは順調な仕上がり」 ツイート 2013/10/03 今週から東西ともに舞台を移し、東は東京で「毎日王冠」が行われる。1番人気は過去5年で4回連対しているが、万券王・水戸は、今年は波乱ありとにらむ。一方、西の「京都大賞典」は、GI4勝ゴールドシップが登場。 天皇賞・秋の前哨戦という位置づけにある重賞だけに大きく荒れることは少ない。それでも過去10年の毎日王冠を振り返ってみると半分は馬単で万馬券となっている。1番人気馬は3勝(2着2回、3着1回)。2番人気馬は1勝(2着2回、3着1回)ということは、有力どころを軸馬にして人気薄へ──というのが馬券の組み立て方になるか。 ここ3年間の特徴を言えば、連対を果たした6頭のうち5頭が3歳馬だったことだ。今回はコディーノということになるが、どうだろう。 また、毎度のことだが、ここが秋初戦の馬が多い。今回も半数以上がそうだ。しかし、軽く見てはいけない。そのほとんどが盾を狙う一線級だからだ。むしろ夏場使われてきた馬は厳しい戦いを強いられている。過去10年で休まず使われてきた馬で連対を果たしたのはわずか3頭。暑さの中、使われ続けてきたのだから、その反動による疲れが出るのだろう。 とにもかくにも天皇賞・秋を見据えての一番。力量十分の実績馬は、それなりの競馬をしてくれると見てよさそうだ。 人気はどうだろう。エイシンフラッシュを筆頭に、ショウナンマイティ、ダークシャドウ、そしてジャスタウェイ、クラレント、レッドスパーダ、前述したコディーノといった有力どころが分け合うことになるか。なるほど、勝ち負けになっていい馬ばかりだ。 特にショウナンマイティは、クビ差2着の前走・安田記念より背負う斤量が2キロ軽くなるうえ、最も得意としている1800メートル(4戦2勝、2着2回)での競馬。ここ目標に順調な仕上がりを見せていることもあり、馬券はこの馬から入るべきなのだろう。 が、穴党としては、やはり斜に構えてみたいのだ。有力どころに比べて実績は大きく見劣るが、潜在能力の高さに賭けてみたい馬がいる。エキストラエンドが、それ。こいつをイチオシしたい。 前走のジューンSを勝って、ようやくオープン入りを果たした馬。軽く見られてもやむをえないところだ。しかし早い段階で、その素質を評価されていたことを忘れないでほしい。3歳時に未勝利──特別を連勝して春のクラシック戦線に参入。弥生賞(5着)、京都新聞杯(3着)で善戦したのは、高い能力の証しだろう。残念ながら当時は使うたびに体重が減るなどして心身ともひ弱だった。 しかし古馬になり、グングンと目に見えてたくましくなってきた。前走などは少差ながら、ほとんど追うことなく余裕たっぷりの勝利だった。ここまでたくましく良化した今なら、この顔ぶれとも互角に渡り合っていいはずだ。 あのローエングリン(中山記念などGII4勝、仏GIムーラン・ド・ロンシャン賞僅差2着)の弟という良血(母は仏オークスなどGI2勝)で、ディープインパクト産駒。血統的に奥があり、GIさえも狙える存在と見ていいのだ。 天皇賞・秋が目標なのであれば、ここで連対を果たして、その出走権を手中にしなければならない。1週前の追い切りは2頭のパートナーを追いかけるハードなもの。陣営のここに賭ける意欲のほどがうかがい知れた。 東京コースは最も相性がよく、1800メートルは2戦2勝。走れる条件がそろっているのであれば、期待しないわけにはいかない。 京都大賞典は、アンコイルドを狙う。ゴールドシップが“絶対視”されるのはわかる。が、京都開幕週での高速決着になった際にどうか。対してアンコイルドは京都が得意。まだまだ伸びしろのある馬。良血(母系は欧州の一流血脈)の“一発”に期待だ。 タグ: 京都大賞典,毎日王冠,水戸正晴,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 10/10号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [韓国] [北海道] [愛媛県] [沖縄県] [石川県] [岐阜県] [熊本県] [静岡県] [茨城県] [三重県]
今週から東西ともに舞台を移し、東は東京で「毎日王冠」が行われる。1番人気は過去5年で4回連対しているが、万券王・水戸は、今年は波乱ありとにらむ。一方、西の「京都大賞典」は、GI4勝ゴールドシップが登場。
天皇賞・秋の前哨戦という位置づけにある重賞だけに大きく荒れることは少ない。それでも過去10年の毎日王冠を振り返ってみると半分は馬単で万馬券となっている。1番人気馬は3勝(2着2回、3着1回)。2番人気馬は1勝(2着2回、3着1回)ということは、有力どころを軸馬にして人気薄へ──というのが馬券の組み立て方になるか。
ここ3年間の特徴を言えば、連対を果たした6頭のうち5頭が3歳馬だったことだ。今回はコディーノということになるが、どうだろう。
また、毎度のことだが、ここが秋初戦の馬が多い。今回も半数以上がそうだ。しかし、軽く見てはいけない。そのほとんどが盾を狙う一線級だからだ。むしろ夏場使われてきた馬は厳しい戦いを強いられている。過去10年で休まず使われてきた馬で連対を果たしたのはわずか3頭。暑さの中、使われ続けてきたのだから、その反動による疲れが出るのだろう。
とにもかくにも天皇賞・秋を見据えての一番。力量十分の実績馬は、それなりの競馬をしてくれると見てよさそうだ。
人気はどうだろう。エイシンフラッシュを筆頭に、ショウナンマイティ、ダークシャドウ、そしてジャスタウェイ、クラレント、レッドスパーダ、前述したコディーノといった有力どころが分け合うことになるか。なるほど、勝ち負けになっていい馬ばかりだ。
特にショウナンマイティは、クビ差2着の前走・安田記念より背負う斤量が2キロ軽くなるうえ、最も得意としている1800メートル(4戦2勝、2着2回)での競馬。ここ目標に順調な仕上がりを見せていることもあり、馬券はこの馬から入るべきなのだろう。
が、穴党としては、やはり斜に構えてみたいのだ。有力どころに比べて実績は大きく見劣るが、潜在能力の高さに賭けてみたい馬がいる。エキストラエンドが、それ。こいつをイチオシしたい。
前走のジューンSを勝って、ようやくオープン入りを果たした馬。軽く見られてもやむをえないところだ。しかし早い段階で、その素質を評価されていたことを忘れないでほしい。3歳時に未勝利──特別を連勝して春のクラシック戦線に参入。弥生賞(5着)、京都新聞杯(3着)で善戦したのは、高い能力の証しだろう。残念ながら当時は使うたびに体重が減るなどして心身ともひ弱だった。
しかし古馬になり、グングンと目に見えてたくましくなってきた。前走などは少差ながら、ほとんど追うことなく余裕たっぷりの勝利だった。ここまでたくましく良化した今なら、この顔ぶれとも互角に渡り合っていいはずだ。
あのローエングリン(中山記念などGII4勝、仏GIムーラン・ド・ロンシャン賞僅差2着)の弟という良血(母は仏オークスなどGI2勝)で、ディープインパクト産駒。血統的に奥があり、GIさえも狙える存在と見ていいのだ。
天皇賞・秋が目標なのであれば、ここで連対を果たして、その出走権を手中にしなければならない。1週前の追い切りは2頭のパートナーを追いかけるハードなもの。陣営のここに賭ける意欲のほどがうかがい知れた。
東京コースは最も相性がよく、1800メートルは2戦2勝。走れる条件がそろっているのであれば、期待しないわけにはいかない。
京都大賞典は、アンコイルドを狙う。ゴールドシップが“絶対視”されるのはわかる。が、京都開幕週での高速決着になった際にどうか。対してアンコイルドは京都が得意。まだまだ伸びしろのある馬。良血(母系は欧州の一流血脈)の“一発”に期待だ。