[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「中京芝短距離はディープでOK」

　3月15日の中日新聞杯は、前日にボクの予想がYouTubeで生放送されました（「亀谷敬正の血統データラボライブ」で検索すれば今でもご覧いただけるはずです。50分ぐらいから再生してください）。その予想にて、本命→3番手→対抗で3連単14万馬券を的中しましたが、ほとんどのお客様はボクの予想に感動も感心もしてくれませんでした。でも、ディープインパクトには感動、あるいは感心されたでしょうねぇ。このレースでも1、2着を独占だったのですから。

　そんな感動を与えてくれるディープインパクト。実はどんな条件でも強いわけではありません。ディープ産駒は1200メートル、1400メートル、1800メートルでの重賞成績は冴えないのです。単勝回収率は37％。複勝回収率は78％。5人気以内でも単勝回収率は40％。この条件では危険な人気馬にすらなります。

　逆に言えば、その条件を避けて買うだけで重賞レースは儲かってしまいます。芝1600メートル、2000メートル、2400メートル重賞でのディープ産駒は単勝回収率99％。複勝回収率103％。6人気以下の人気薄では単勝回収率157％。複勝回収率121％です。

　と、書きながら1200メートル重賞の高松宮記念もディープ産駒から買う予定です。その理由は2つ。1つは中京コースに限っては、ディープ産駒は短距離でも期待値が高いこと。1200メートルの単勝回収率は224％。1400メートルも100％。2つ目は今週末に出走を予定しているディープ産駒のレッドオーヴァルとリアルインパクトはディープインパクトの中でも屈指の短距離能力を持っているからです。

　阪神芝1400メートル重賞はディープ産駒が最も苦手としているコース。特に人気馬が消えるコースで、3人気以内で出走した8頭のうち7頭が連対をハズしているほど。そんな苦手コースを克服した（3着以内に走った）実績を持つのがレッドオーヴァルとリアルインパクト。これは短距離適性の高さを示すもの。短距離のカテゴリーでは、ディープが得意な中京芝1200メートルなら、さらにはじけることでしょう。

「結局どの条件でもディープインパクトを買ってるだけ」の言い訳を書いただけになっていますが、今週末もディープインパクトに感動、感心しましょうか。

◆プロフィール　亀谷敬正（かめたに・たかまさ）　テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HP公開中。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。