[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「Dマッジョーレが差し切る」 ツイート 2015/03/26 直線入り口から残り1ハロンまでの負どころに急坂を置くことで、スリリングな攻防を演出しようとした中京競馬場の新コース。芝にもダートにも、200メートルでほぼ2メートルを上がる坂があるというのは、差し・追い込み勢の台頭を予感させたが、実際はそうでもなかった。 上がり切ってから再び平坦に戻ることが影響しているのか、双方の脚色が同じになってしまうケースが頻発して、410メートルを超える長い直線が売り物でも、結局は先行勢優位という結果が出てしまっていたのだ。 しかし、4年目の今年は明らかに違う傾向が出始めている。特にダート戦は、設計が当初意図したとおり、ゴール付近で多くの馬が横一線に並ぶおもしろいレースが続出。実況アナウンサーをてんてこまいさせている。 今開催初日の恵那特別(ダ1200メートル)などはその典型で、1着から5着まで同タイムでなだれ込み、8着でもコンマ3秒差というすばらしい攻防だった。最終的には3連単が209万円という非常に難しい馬券になったが、当たりそうな組み合わせが寸前まで何十通りもあったというのは、本来備えていなければいけない競馬の醍醐味を存分に発揮したと言えるだろう。ダート戦は、基本的に差し有利の傾向が強くなった。 芝はどうか。ダートほどではないにしても、外を回る差し・追い込み勢でも五分に戦えるようになっている。余力十分に見えた逃げでも、最後は必ず詰めてこられており、それは条件が上になるほど顕著。いったい、どんな魔法を使ったのかはわからないが、今年の中京は差し・追い込み勢にアドバンテージがあると考えていい。 先手を奪うであろうアンバルブライベンは、この中間も坂路で49秒6の11秒9というすごい時計をマークして本格化しているが、この傾向から考えると本命には推せない。 冒険を承知で、初の1200メートルに挑むダイワマッジョーレを狙う。矢作厩舎は、昨年リーディングに輝きながら重賞は未勝利という珍記録を作ったが、象徴的だったのがこの馬の不振。しかし年末年始にかけて調子が上向き、阪急杯はすばらしい切れ味で快勝。厩舎もすでに重賞2勝と勢いづいている。ミルコ・デムーロ騎乗なら、測ったような差し切りも可能だろう。 短距離なら世界レベルの香港からエアロヴェロシティが参戦。アウェイでも勝ってしまうぐらいの力は当然あり、対抗視。 実績上位のストレイトガールが順当な狙いだが、人気とのギャップを考えればサドンストームのほうが魅力的。ミッキーアイルも、逃げない競馬でメドを立てたあとだけに可能性は十分。 タグ: 武豊番 ,片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム,2015,高松宮記念,中京競馬場,恵那特別,アンバルブライベン,ダイワマッジョーレ,矢作厩舎,ミルコ・デムーロ,エアロヴェロシティ,ストレイトガール,サドンストーム,ミッキーアイル エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [北海道] [東京都] [韓国] [熊本県] [奈良県] [香川県] [群馬県] [東京都] [愛媛県] [北海道]
直線入り口から残り1ハロンまでの負どころに急坂を置くことで、スリリングな攻防を演出しようとした中京競馬場の新コース。芝にもダートにも、200メートルでほぼ2メートルを上がる坂があるというのは、差し・追い込み勢の台頭を予感させたが、実際はそうでもなかった。
上がり切ってから再び平坦に戻ることが影響しているのか、双方の脚色が同じになってしまうケースが頻発して、410メートルを超える長い直線が売り物でも、結局は先行勢優位という結果が出てしまっていたのだ。
しかし、4年目の今年は明らかに違う傾向が出始めている。特にダート戦は、設計が当初意図したとおり、ゴール付近で多くの馬が横一線に並ぶおもしろいレースが続出。実況アナウンサーをてんてこまいさせている。
今開催初日の恵那特別(ダ1200メートル)などはその典型で、1着から5着まで同タイムでなだれ込み、8着でもコンマ3秒差というすばらしい攻防だった。最終的には3連単が209万円という非常に難しい馬券になったが、当たりそうな組み合わせが寸前まで何十通りもあったというのは、本来備えていなければいけない競馬の醍醐味を存分に発揮したと言えるだろう。ダート戦は、基本的に差し有利の傾向が強くなった。
芝はどうか。ダートほどではないにしても、外を回る差し・追い込み勢でも五分に戦えるようになっている。余力十分に見えた逃げでも、最後は必ず詰めてこられており、それは条件が上になるほど顕著。いったい、どんな魔法を使ったのかはわからないが、今年の中京は差し・追い込み勢にアドバンテージがあると考えていい。
先手を奪うであろうアンバルブライベンは、この中間も坂路で49秒6の11秒9というすごい時計をマークして本格化しているが、この傾向から考えると本命には推せない。
冒険を承知で、初の1200メートルに挑むダイワマッジョーレを狙う。矢作厩舎は、昨年リーディングに輝きながら重賞は未勝利という珍記録を作ったが、象徴的だったのがこの馬の不振。しかし年末年始にかけて調子が上向き、阪急杯はすばらしい切れ味で快勝。厩舎もすでに重賞2勝と勢いづいている。ミルコ・デムーロ騎乗なら、測ったような差し切りも可能だろう。
短距離なら世界レベルの香港からエアロヴェロシティが参戦。アウェイでも勝ってしまうぐらいの力は当然あり、対抗視。
実績上位のストレイトガールが順当な狙いだが、人気とのギャップを考えればサドンストームのほうが魅力的。ミッキーアイルも、逃げない競馬でメドを立てたあとだけに可能性は十分。