[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「上積みあるストレイトガール警戒」

5月15日のＷＩＮ５対象レースは、ＷＩＮ３の赤倉特別を除く4レースがオープンクラスのレース。ただ、ＷＩＮ２の青竜Ｓはまだ2回しか施行されていませんし、その他の3レースも好走馬の傾向がたびたび変わっている印象です。各レースの出走頭数やメンバー構成にもよりますが、場合によっては大きな波乱があるかもしれません。

比較的しぼり込みやすそうなのは、ＷＩＮ４の栗東Ｓ。11年以降は前年か同年にＪＲＡ、かつ1600万下から上のクラス、かつダートのレースで連対経験のない馬が〈0 0 0 18〉と苦戦。傾向を考えても、順当な決着となる可能性は高いはずです。無理にひねる必要はないでしょう。

ＷＩＮ５のヴィクトリアＭも基本的には実績馬が強いレース。昨年は3連単で2070万5810円の高額配当が飛び出したものの、勝ったストレイトガールは前年（14年）の3着馬、2着のケイアイエレガントも前年の6着馬でした。14年以前やローカル場の重賞でしか優勝経験のない馬、ＧⅠでの経験が明らかに不足している馬、中長距離のＧⅠしか使ってこなかった馬までマークする必要はなさそうです。

なお、前走が国内のレースだった馬に限ると、前走の単勝人気順が7番人気以下だった馬は11年以降〈0 1 2 24〉といまひとつ。前走の着順が1着だった馬は11年以降〈0 1 1 16〉と人気を裏切りがちですし、直近のレース内容ではなく、前々走以前の実績を重視したほうがいいかもしれません。

以上の傾向を考慮して、積極的に狙ってみたいのはショウナンパンドラ、ストレイトガール、ルージュバックあたり。休養明け2戦目で上積みがありそうなストレイトガールは特に警戒しておくべきでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「ＪＲＡホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2016─2017｣（ガイドワークス）が好評発売中。