[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「宝塚はGⅠ未勝利のディープ産駒を狙え」 ツイート 2016/06/23 ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、ミッキークイーン、ショウナンパンドラ。ディープインパクト産駒で「国内GⅠ」を2勝以上した馬は全て「牝馬」。 今のところ「牡馬」で複数のGⅠを勝利した馬は1頭もいません(ディープ産駒のエイシンヒカリは、海外のGⅠを複数勝っていますが国内GⅠは未勝利)。いずれは、牡馬で国内GⅠを複数勝つ馬も出てくるでしょう。 しかし、複数の国内GⅠを勝つディープ産駒の牡馬がいまだに出てこない「構造的」な影響は、馬券を買ううえでも見逃せません。 ディープ産駒の牡馬が複数のGⅠを勝つのを難しくさせているのは「ライバルもディープ産駒だらけ」だから。これは大きな原因です。今年のダービーもディープ産駒の1、2着でしたが、2頭とも母系にサザンヘイロー。育成はノーザンファーム。まるで宗兄弟のマラソンを見ているようでした‥‥という例えは古すぎますが(笑)、似たような馬が何頭もライバルになるわけです。 加えて、GⅠでのディープ牡馬は、ディープ牝馬よりも斤量が2キロ重いのも、想像以上に不利なのかもしれません。 また、GⅠレースは各レースの距離が微妙にズレますし、コースも異なります。例えば、今週末に行われる宝塚記念は、何十年も前から「このレースがGⅠ初優勝」の馬が数多く出るレースとして有名。昨年の勝ち馬ラブリーデイも宝塚がGⅠ初優勝でした。 阪神内回りで行われる牡馬混合の中距離GⅠレースは宝塚記念だけ。クラシックレースにはない芝2200メートルで行われます。よって他のGⅠに適性は合わず、宝塚記念が適性ピッタリで優勝する馬も出てきます。 さらに、クラシックで能力発揮のピークを迎えていない馬が、宝塚で能力のピークを迎えることも見逃せません。先に書いたようにディープの牡馬がGⅠを複数勝てていないのは、次々とピークを迎える他のディープ産駒がライバルになる面もあるでしょう。 宝塚記念のコース形態、そしてディープ牡馬の法則を考えれば「GⅠ未勝利のディープ産駒」を狙うレース。昨年10番人気で2着のデニムアンドルビー、13年5番人気2着のダノンバラードもディープ産駒のGⅠ未勝利馬。そして母系にミスタープロスペクター。アンビシャスとステファノスは傾向どおりの馬です。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム,2016 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [群馬県] [奈良県] [山梨県] [愛知県] [茨城県] [香川県] [北海道] [東京都] [青森県] [静岡県]
ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、ミッキークイーン、ショウナンパンドラ。ディープインパクト産駒で「国内GⅠ」を2勝以上した馬は全て「牝馬」。
今のところ「牡馬」で複数のGⅠを勝利した馬は1頭もいません(ディープ産駒のエイシンヒカリは、海外のGⅠを複数勝っていますが国内GⅠは未勝利)。いずれは、牡馬で国内GⅠを複数勝つ馬も出てくるでしょう。
しかし、複数の国内GⅠを勝つディープ産駒の牡馬がいまだに出てこない「構造的」な影響は、馬券を買ううえでも見逃せません。
ディープ産駒の牡馬が複数のGⅠを勝つのを難しくさせているのは「ライバルもディープ産駒だらけ」だから。これは大きな原因です。今年のダービーもディープ産駒の1、2着でしたが、2頭とも母系にサザンヘイロー。育成はノーザンファーム。まるで宗兄弟のマラソンを見ているようでした‥‥という例えは古すぎますが(笑)、似たような馬が何頭もライバルになるわけです。
加えて、GⅠでのディープ牡馬は、ディープ牝馬よりも斤量が2キロ重いのも、想像以上に不利なのかもしれません。
また、GⅠレースは各レースの距離が微妙にズレますし、コースも異なります。例えば、今週末に行われる宝塚記念は、何十年も前から「このレースがGⅠ初優勝」の馬が数多く出るレースとして有名。昨年の勝ち馬ラブリーデイも宝塚がGⅠ初優勝でした。
阪神内回りで行われる牡馬混合の中距離GⅠレースは宝塚記念だけ。クラシックレースにはない芝2200メートルで行われます。よって他のGⅠに適性は合わず、宝塚記念が適性ピッタリで優勝する馬も出てきます。
さらに、クラシックで能力発揮のピークを迎えていない馬が、宝塚で能力のピークを迎えることも見逃せません。先に書いたようにディープの牡馬がGⅠを複数勝てていないのは、次々とピークを迎える他のディープ産駒がライバルになる面もあるでしょう。
宝塚記念のコース形態、そしてディープ牡馬の法則を考えれば「GⅠ未勝利のディープ産駒」を狙うレース。昨年10番人気で2着のデニムアンドルビー、13年5番人気2着のダノンバラードもディープ産駒のGⅠ未勝利馬。そして母系にミスタープロスペクター。アンビシャスとステファノスは傾向どおりの馬です。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。