[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「〝高速〟福島芝千八はスプリント血統が穴」 ツイート 2016/06/30 ラジオNIKKEI賞が行われる舞台、開催前半の福島芝1800メートルは、高速馬場の小回り競馬。ポイントになるのは直線が短い1400メートル以下のレース適性に優れた血統です(JRAのコースは1200メートル以下は新潟直千以外、全て直線は短いのですが)。 一連のクラシック戦線は、広いコースで行われる〝クラシックのゆったりとした流れ〟を経験していた馬ばかり。〝突然の小回りの流れ〟に適応するのは、「小回りのスピード勝負」に適応力が高い血統。つまり「スプリント血統」が穴を出します。 実際、当レースは5年連続で6人気以下の人気薄が複数馬券になっています。そして穴を出す血統は「1400メートル以下適性」の強い血統ばかり。 昨年12人気で3着のマルターズアポジーの父はゴスホークケン。一昨年の勝ち馬ウインマーレライの父はスズカフェニックス。いずれも父は直線の短いマイル以下のGⅠ勝ち馬です。 13年、14人気で2着したカシノピカチュウの父はスタチューオブリバティ。産駒はダート1400メートル以下に勝ち星が集中している種牡馬です。 同様の理屈で、小回り1200メートルで穴を出す「欧州血統馬」が馬券になるのも当レースの特徴。ダンシングブレーヴ、ブラッシンググルームの血は、1400メートル以下での穴血統なんです(先日も父ブラッシンググルーム系のバゴ産駒ダンツレガリアが単勝万馬券の155倍で1着しました)。 当レースでは一昨年7人気3着のウインフェニックス、12 年に16人気で3着したオペラダンシング、10年6人気で3着のレトがダンシングブレーヴの血を持つ馬でした。 父ブラッシンググルーム系は、過去5年ではミュゼゴーストしか出走していませんが、しっかりと2着。 今年の出走予定馬ではアドマイヤムーン産駒の2頭、ストーミーシーとミエノドリーマーは合うでしょう。同種牡馬の産駒はハクサンムーンのように短距離馬が多く、小回りの流れは得意とするところ。いずれも古くから日本にいた牝系で、往年の在来牝系はローカルのような競馬で育まれてきたので福島芝適性が高い特性を持ちます。 アーバンキッドは、母父が芝1200メートルの大穴系統ブラッシンググルーム系。実際、母のコックニーは福島芝1200メートルを人気薄で勝利した馬です。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム,2016 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [静岡県] [茨城県] [北海道] [茨城県] [愛媛県] [長野県] [群馬県] [岐阜県] [岩手県] [茨城県]
ラジオNIKKEI賞が行われる舞台、開催前半の福島芝1800メートルは、高速馬場の小回り競馬。ポイントになるのは直線が短い1400メートル以下のレース適性に優れた血統です(JRAのコースは1200メートル以下は新潟直千以外、全て直線は短いのですが)。
一連のクラシック戦線は、広いコースで行われる〝クラシックのゆったりとした流れ〟を経験していた馬ばかり。〝突然の小回りの流れ〟に適応するのは、「小回りのスピード勝負」に適応力が高い血統。つまり「スプリント血統」が穴を出します。
実際、当レースは5年連続で6人気以下の人気薄が複数馬券になっています。そして穴を出す血統は「1400メートル以下適性」の強い血統ばかり。
昨年12人気で3着のマルターズアポジーの父はゴスホークケン。一昨年の勝ち馬ウインマーレライの父はスズカフェニックス。いずれも父は直線の短いマイル以下のGⅠ勝ち馬です。
13年、14人気で2着したカシノピカチュウの父はスタチューオブリバティ。産駒はダート1400メートル以下に勝ち星が集中している種牡馬です。
同様の理屈で、小回り1200メートルで穴を出す「欧州血統馬」が馬券になるのも当レースの特徴。ダンシングブレーヴ、ブラッシンググルームの血は、1400メートル以下での穴血統なんです(先日も父ブラッシンググルーム系のバゴ産駒ダンツレガリアが単勝万馬券の155倍で1着しました)。
当レースでは一昨年7人気3着のウインフェニックス、12 年に16人気で3着したオペラダンシング、10年6人気で3着のレトがダンシングブレーヴの血を持つ馬でした。
父ブラッシンググルーム系は、過去5年ではミュゼゴーストしか出走していませんが、しっかりと2着。
今年の出走予定馬ではアドマイヤムーン産駒の2頭、ストーミーシーとミエノドリーマーは合うでしょう。同種牡馬の産駒はハクサンムーンのように短距離馬が多く、小回りの流れは得意とするところ。いずれも古くから日本にいた牝系で、往年の在来牝系はローカルのような競馬で育まれてきたので福島芝適性が高い特性を持ちます。
アーバンキッドは、母父が芝1200メートルの大穴系統ブラッシンググルーム系。実際、母のコックニーは福島芝1200メートルを人気薄で勝利した馬です。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。