[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「キタサンブラック勝負気配」 ツイート 2017/10/26 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」は野村克也さんが有名にした言葉だ。 つまり、理由がわからない勝ちはあっても、理由のない負けはないという意味。負けたことを不運のせいにしてはいけないし、勝ったからといって自分の力が上回っていたからだと思ってはいけないと戒めていると解釈できる。 キタサンブラックの宝塚記念の大敗について、武豊騎手は「あれは不思議でしたね。でも、力の半分も走っていないので、あとを引く心配はありません」と、振り返る。 この場合の「不思議の負け」は、なにしろ馬のことなので、長いキャリアの中にはこういうこともある、と言っているのだ。ルメール騎手も「そうそう。競馬って、不思議なことがけっこうあります」と、この意見に同調した。ソウルスターリングの毎日王冠なども、不思議の負け、そのものなのだろう。 野村克也氏の精神論は潔い響きが心地よく聞こえるわけだが、競馬にはどうやら当てはまらない。日仏のトップジョッキーがそう言うのだから間違いない。 キタサンブラックは、夏の放牧からの帰厩後の時計がすでに10本近く。天皇賞・秋のあと、ジャパンC、有馬記念があるとはいえ、どうやら初戦から勝負の意気込みは明らか。主役はこの馬以外にはいない。 ソウルスターリングも、毎日王冠を好走していれば1番人気もありえたところ。あの負けが評価を下げるのなら、逆に買い目ではないか。両騎手が言う不思議の負けを信じれば、この本命対抗は意外な好配当を呼び込む可能性がある。 毎日王冠が鮮やかだったリアルスティールは、ミルコ・デムーロがサトノクラウンに騎乗するため、不思議なジョッキー未定。クリスチャン・デムーロも来日するが、こちらはシャケトラなのだそうで、さまざまな思惑の交差が興味深い。馬券的にはリアルスティールが妙味か。 迷走の闇の中にいるマカヒキだが、人気急落ならあのダービーの強さを見直すべきか。ここで走らないようなら、もう不思議な負けとは言っていられない。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム,2017 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [群馬県] [韓国] [山口県] [静岡県] [宮城県] [東京都] [熊本県] [青森県] [岐阜県] [東京都]
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」は野村克也さんが有名にした言葉だ。
つまり、理由がわからない勝ちはあっても、理由のない負けはないという意味。負けたことを不運のせいにしてはいけないし、勝ったからといって自分の力が上回っていたからだと思ってはいけないと戒めていると解釈できる。
キタサンブラックの宝塚記念の大敗について、武豊騎手は「あれは不思議でしたね。でも、力の半分も走っていないので、あとを引く心配はありません」と、振り返る。
この場合の「不思議の負け」は、なにしろ馬のことなので、長いキャリアの中にはこういうこともある、と言っているのだ。ルメール騎手も「そうそう。競馬って、不思議なことがけっこうあります」と、この意見に同調した。ソウルスターリングの毎日王冠なども、不思議の負け、そのものなのだろう。
野村克也氏の精神論は潔い響きが心地よく聞こえるわけだが、競馬にはどうやら当てはまらない。日仏のトップジョッキーがそう言うのだから間違いない。
キタサンブラックは、夏の放牧からの帰厩後の時計がすでに10本近く。天皇賞・秋のあと、ジャパンC、有馬記念があるとはいえ、どうやら初戦から勝負の意気込みは明らか。主役はこの馬以外にはいない。
ソウルスターリングも、毎日王冠を好走していれば1番人気もありえたところ。あの負けが評価を下げるのなら、逆に買い目ではないか。両騎手が言う不思議の負けを信じれば、この本命対抗は意外な好配当を呼び込む可能性がある。
毎日王冠が鮮やかだったリアルスティールは、ミルコ・デムーロがサトノクラウンに騎乗するため、不思議なジョッキー未定。クリスチャン・デムーロも来日するが、こちらはシャケトラなのだそうで、さまざまな思惑の交差が興味深い。馬券的にはリアルスティールが妙味か。
迷走の闇の中にいるマカヒキだが、人気急落ならあのダービーの強さを見直すべきか。ここで走らないようなら、もう不思議な負けとは言っていられない。